今回の旅のスタイルは貧乏旅行です。そうなると自然に人と交わる密度は濃くなる傾向にあるのかと思います。宿はドミトリー(相部屋)ですし、食事はオープンスペースの屋台ですし、移動もローカルな手段となるのでいろんなところでやり取りが生まれます。
思い返しても、このあたりは英語力向上には相当役立っていたかと思います。何しろ、しゃべらないと何もできません。今はスマホの普及でそのあたりのやり取りがずいぶん少なくなっているのが個人的には利便性を差し引いても残念に思っています。めちゃくちゃ面倒なこともありますが、その苦労も含めて良い思い出になったりします。(その瞬間は思わなかったかもしれませんが。。。)
日本での英語レッスンや英語の授業でも今はコミュニケーション中心に移行しているので発話練習の時間はずいぶん増えたと思いますが、このあたりは結構みんな照れながら実施するのが普通だと思います。またみんなの目があるので間違いも怖いです。そういう意味でもプライベートレッスンがスタンダードになってきているのは自然なながれなのかと思います。グループの良さもあるとは思いますが。
対して、旅の恥はかき捨て(ってあまりいい意味だけではないですが、、)などと言うように旅行中に英語をしゃべる際には間違えたところで、下手なところでだれも笑いません。困った顔はされるかもしれませんが、基本的に皆一生けん命聴いて、理解してくれようとしてくれます。そのような状況もあって英語発話へのハードルはどんどん下がっていきました。英語発話の方が日本語より多くなっている環境なのでそれは当然かと思います。
サバイバルに必要なフレーズは限られていますのでどんどん覚えていきます。また相手の出方も経験や状況に合わせてこちらも予想ができるようになってくるのでリスニング力もどんどん上がっていきます。同時に、自分の中での英会話への抵抗が無くなってくることがそれ以上に大きいのかと思います。完璧にしゃべることを求めるのでなく、何をコミュニケーションしたいかに重心をおくことで英語学習は本来の意味を持ってくると思います。流暢でも表面的であるより、つたなくても熱意をもつ会話の方が相手の注意を最終的には引き込むのだと思います。
#英語学習
#シンガポール
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